little poems
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夜空とランニング


分かる事が出来たのは
部屋の暖かい空気と
やるせない気持ちだけだった。

いつも頭に居るのはいじけた僕で。
でもその事にさえ言われるまで気づかなかった。
自分の情けなさに笑わされてしまう。

そして、空を窓越しに見つたら
夜空も笑った。
「そうか、あいつも分かったのか」と
軽く溜息をつくと
何だか暑さに絶えられなくなって
僕は外に出たんだ。

別に用はないけれど
町内を何周かランニングしようか。
そう考えていたら
なんだか全てが馬鹿馬鹿しくなった。
そんなことなら

ついでにジュースでも買って
ほてって馬鹿になった頭を冷やして

また空を見上げても笑われないように

明日も頑張ってしまおうか。



2006/1/29/蒼羅★