「詩的創作」のための50のお題
back
雪
刹那に光る灯火が僕等を包み
終焉を飾る白雪が再び全てに生を与えた
悲しみのベールをまとい、君は銀白の道をゆく
笑みを湛える鈍色の空は絶えず雫を降らす
進む君を白雪はまるで隠すかのように
世界を白く染めた
美しき結晶に祈りを。君へと届け。
2006/04/05/蒼羅